韓国、米最新迎撃ミサイルを南部に配備へ 地元住民は抗議
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【7月13日 AFP】(写真追加)韓国政府は13日、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の配備先について、南部・慶尚北(North Gyeongsang)道の星州(Seongju)に決定したと発表した。
星州はソウルの南東約200キロに位置する。THAADは来年末までに配備が完了する予定で、北朝鮮による攻撃の脅威に対して国土の3分の2を防衛できる能力があるという。原子力発電所や石油施設といった重要な産業施設の防衛も担うという。
韓国国防省は声明で、この決定について「星州の住民の支持を得たい」と述べたが、現地では配備先として選定されそうだとの情報が伝わると、経済や環境に対する悪影響を懸念する住民らが公式発表の前から抗議デモを行い怒りを表した。聯合(Yonhap)ニュースによると、13日には星州の数千人が市街に繰り出し「THAAD配備絶対反対」と書かれた横断幕などを掲げて抗議した。(c)AFP/Park Chan-Kyong