ネット募金で購入のビーチが国立公園に、ニュージーランド
このニュースをシェア
【7月12日 AFP】大自然が残るニュージーランド南島(South Island)のビーチを購入して公共の自然公園にするために、インターネット上で資金提供を募るクラウドファンディングを行い、数百万ドル(数億円)の資金を集めたニュージーランド人の男性が11日、夢が実現したことについて「現実とは思えない」と語った。
自分のことを「ごく普通の人物」と呼ぶ牧師のドウェイン・メージャー(Duane Major)さんは11日、同ビーチが正式にアベル・タスマン国立公園(Abel Tasman National Park)の一部となったことを認める先住民マオリ(Maori)の儀式に出席した。
メージャーさんは今年初め、同島のアワロア(Awaroa)ビーチを個人から買い取り国立公園に変える運動を始めたところ、インターネット上ですぐに話題となり、4万人から計230万ニュージーランド(NZ)ドル(約1億7500万円)の募金が集まった。
アワロアの入り江は同島の先端に位置し、金色に輝く砂浜が800メートルにわたって広がる。メージャーさんは、クリスマスの時期に親戚らと話し合った末、クラウドファンディングのページを立ち上げることに決めたと述べ「試しに挑戦してみて、うまくいくかどうかは分からなかったが、魔法のようで現実とは思えないほどだ」と語った。
この活動は、クラウドファンディングサイト「ギブアリトル(Givealittle)」を利用して行われた募金の中で過去最大規模だったという。(c)AFP