台湾の列車内爆発、複数の容疑者を特定と警察 テロの可能性は否定
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【7月8日 AFP】台湾の警察は8日、前日に台北(Taipei)市内を走行中の列車内で起きた爆発の容疑者とみられる複数の人物を特定したと発表した。ただし、事件はテロ攻撃ではないと強調している。
台湾国家警察によると、この爆発では男性14人、女性11人の計25人が負傷した。うち5人が重体だという。
ただ、台北警察当局の王宝章(Wang Pao-chang)氏は、「警察では、現段階の判断としてテロ攻撃の可能性は排除した」と述べた。今のところ犯行声明などは出ていない。
警察によると、爆発物を詰めた長さ47センチの鋼鉄製のパイプが爆発の原因とみられる。また、爆発が起きた列車内のトイレから赤いカバンが見つかっており、爆発との関連が疑われている。
林全(Lin Chuan)行政院長(首相)は、何者かが「悪意をもって」起こした事件との見方を示している。(c)AFP