テスラ車、自動運転モードで新たな事故か 米当局が調査
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【7月7日 AFP】米道路交通安全局(NHTSA)は6日、ペンシルベニア(Pennsylvania)州で1日に起きた米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズ(Tesla Motors)の多目的スポーツ車(SUV)「モデルX(Model X)」の衝突事故について、自動運転機能の作動の有無を調査していると発表した。
テスラ車をめぐっては先週、セダン「モデルS(Model S)」で自動運転中の初の死亡事故がフロリダ州で起きていたことが明らかになっていた。今回は死者は出ていないが、自動運転中の事故と確認されれば2例目となる。
ペンシルベニアの事故についてNHTSAの報道官はAFPの取材に「衝突時に自動運転機能が作動していたかどうか調査している」と述べた。
地元紙デトロイト・フリー・プレス(Detroit Free Press)は警察の話として、このモデルXは衝突して横転した際、自動運転システム「オートパイロット」が使われていたと報じている。乗っていた所有者の男性と息子は無事だったという。
テスラも事故車から「衝突を示唆する」データを受信したことは認めているが、事故当時に自動運転機能が作動していたことを確認できる走行ログデータは受信していないとしている。
オートパイロットをめぐってNHTSAの調査対象となった交通事故は、これまでのところフロリダとペンシルベニアの2件のみだが、6日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)はこの技術との関連が疑われる事故は他にもあると報道。オートパイロットが停車車両を認識していない事例もあるという。(c)AFP