【7月6日 AFP】シリア北東部ハサカ(Hasakeh)市にある製パン所の前で5日、オートバイに乗った男が自爆攻撃を行い、少なくとも16人が死亡、40人が負傷した。英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が明らかにした。

 攻撃があったのはクルド人が住民の多数を占めるサリヒア(Salihiah)地区。翌日にイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」明けを祝う祭り「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」を控えていた。

 現時点では犯人の身元は不明だが、ハサカ一帯で過去に発生した爆発事件ではイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。(c)AFP