ダッカ襲撃犯か、IS関連名乗る組織が写真公開
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【7月4日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で人質20人が惨殺された飲食店襲撃事件の実行犯とみられる人物らの写真を4日、「イスラム国のバングラデシュ支部(Bangladesh Branch of the Islamic State)」と名乗るグループが公開した。
写真には事件を実行した武装集団の一味とみられる人物らが1人ずつ、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の旗を背に、ライフルを持って写っている。撮影場所は定かでない。
1日夜、ダッカの欧米風のカフェで起きた事件について、ISは「十字軍の国の市民」が集まる場所を狙ったとする犯行声明を出している。
これに対し、バングラデシュ政府は3日、犯行はイスラム過激派に憧れて国内の武装勢力に追随していた者たちによるものであり、実行犯らは高等教育を受けていたと述べ、ISとのつながりを否定した。またアサドゥザマン・カーン(Asaduzzaman Khan)内相はAFPの取材に対し、一味は10年以上前に非合法化された国内のイスラム過激派組織「ジャマートゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)」のメンバーだと語った。
実行犯のうち6人は現場で射殺されている。また、バングラデシュ当局は4日、身柄を拘束していた1人を含む容疑者2人を逮捕したと発表した。(c)AFP