イスタンブールの空港襲撃、13人を訴追 拘束者は29人に
このニュースをシェア
【7月4日 AFP】トルコ最大の都市イスタンブール(Istanbul)のアタチュルク国際空港(Ataturk International Airport)で起きた銃撃・自爆攻撃事件で3日、テロ組織への関与や殺人などの罪でトルコ人10人を含む13人が訴追された。同国のドアン(Dogan)通信が報じた。
ドアン通信によると、現在身柄を拘束されている13人が問われている罪はテロ組織に所属した罪や殺人罪のほか、国の統一を危険にさらした罪。外国人3人の国籍については触れていない。
一方、ビナリ・ユルドゥルム(Binali Yildirim)首相は、事件との関連でこれまでに外国人を含めて29人を拘束したと発表した。大規模な捜査を行っているとし、「時期が来れば全てを明らかにする」と述べた。
事件では外国人19人を含む45人が死亡。今年に入ってからイスタンブールで起きた襲撃としては最多の犠牲者を出す事件となった。トルコ当局はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の犯行を疑っている。
イスタンブール当局は3日、事件で負傷した49人が現在も治療中で、このうち17人は集中治療室で手当てを受けていることを明らかにした。(c)AFP