パキスタン北部で洪水、死者少なくとも43人
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【7月3日 AFP】(写真追加)パキスタン北部で、モンスーンの豪雨による洪水が発生し、少なくとも43人が死亡した。当局が3日、明らかにした。
2日夜に降り始めた雨は、主に北西部カイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州で豪雨となった。同州は近年たびたび洪水に見舞われ大きな被害が出ている。
最も大きな被害が出たのはアフガニスタンとの国境に近いチトラル(Chitral)地区で、マグフィラト・シャー(Maghfirat Shah)区長がAFPに明かしたところによると、ウースーン(Ursoon)村では洪水によってモスク、家屋数十軒、軍の駐屯地が流された。
ウースーン村では41人が死亡し、そのうち8人は兵士とみられている。
州政府が発表した声明によると、82軒の家屋が洪水の被害に遭い、被災した村々に食料などの救援物資を搬送する準備を進めているという。(c)AFP