動物園の飼育係、トラに襲われ死亡 スペイン
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【7月3日 AFP】スペインの動物園で2日、飼育係がおりの中でトラに襲われて死亡した。地元の赤十字(Red Cross)のスポークスマンがAFPに明らかにした。
惨事が起きたのはスペイン南東部沿岸に位置するリゾート地ベニドルム(Benidorm)の動物園「テラ・ナチュラ(Terra Natura)」。午後5時ごろ飼育係が遺体で発見された。赤十字のスポークスマンは当時の状況について「トラはその時も飼育係と一緒におりの中にいた」と語った。
動物園の職員らはトラに麻酔銃を撃って眠らせ、その後救急隊員がおりの中に入って飼育係の死亡を確認した。飼育係は37歳の女性だった。この件について、地元警察の発表はなかった。
テラ・ナチュラはアリカンテ(Alicante)県にあり、ウェブサイトでは200種の動物を個別に飼育展示している「新世代」の動物園というイメージを打ち出している。(c)AFP