ダッカの飲食店襲撃、日本人7人の死亡を確認 官房長官
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【7月3日 AFP】(更新)バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で武装集団が飲食店を襲撃した事件で、日本人7人の死亡が確認された。日本政府が2日深夜、発表した。
1日夜に発生した襲撃で人質にされた人のうち20人が死亡した。その大半は日本人を含む外国人だった。
菅義偉(Yoshihide Suga)官房長官は記者会見で、バングラデシュ当局が病院に運んだ遺体に日本人の男性5人、女性2人の計7人が含まれていたことを大使館関係者が確認したと述べた。菅氏は、犠牲者の身元は大使館関係者が病院で写真や所持品などで確認したと述べたが、犠牲者の氏名は公表しなかった。
菅氏によると、死亡した日本人はいずれも国際協力機構(JICA)の開発プロジェクトに関わっていた。
安倍晋三(Shinzo Abe)首相は「残虐非道なテロによって何の罪もない多くの方々の命が奪われた。強い憤りを覚える」と述べ、「断固抗議する」と語った。
事件発生の約11時間後に100人以上の治安部隊が飲食店への突入作戦を開始して日本人1人を含む人質13人が救出された。治安部隊は武装集団の6人を殺害し、1人を拘束した。
軍の報道官によると、人質にされていた人のうちイタリア人9人、日本人7人、米国人1人、米カリフォルニア(California)州に留学していた19歳のインド人1人、バングラデシュ人2人が死亡した。11人が男性、9人が女性で、犠牲者の多くは斬殺されていた。
また警察によると、事件の初期に飲食店を包囲した際の銃撃戦で警察官2人が死亡し、20人以上の警察官が負傷した。
この事件でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。 バングラデシュのシェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相はテレビで放送された演説で「イスラムは平和の宗教です。宗教の名の下での殺人はやめましょう」と述べた。(c)AFP