【7月2日 AFP】仏パリ(Paris)で1日、1997年より前に登録された車が平日の午前8時~午後8時に市内を走行することを禁止する排ガス対策が始まり、警察官が市内に出てドライバーらに注意を促した。違反すると35ユーロ(約4000円)の罰金が科される。

 この措置はパリ市の大気汚染対策の目玉。パリの大気汚染レベルは欧州連合(EU)の環境基準を超えることが多く、大気汚染によってパリ市民の平均余命が6〜8か月短くなるという推定もある。パリの大気汚染の原因の半分は10年以上前の車によるものとみられている。

 1日にはフランス全土でプラスチック製レジ袋の使用を禁止する措置も始まった。(c)AFP