イスタンブールの空港攻撃、IS犯行の「特徴」CIA長官
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【6月30日 AFP】米中央情報局(CIA)のジョン・ブレナン(John Brennan)長官は29日、トルコのイスタンブール(Istanbul)のアタチュルク国際空港(Ataturk International Airport)で28日に起きた銃撃と自爆攻撃について、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」による犯行と思われる特徴があると述べた。
攻撃では41人が死亡し、239人が負傷した。これまでのところ犯行声明は出ていない。
「数十人が死亡し多数の負傷者を出したイスタンブール国際空港での昨日の卑劣な攻撃は、ISIL(ISの別称)の犯行の特徴を明白に示している」とブレナン長官は述べた。
目撃者らは、アタチュルク国際空港入り口付近で襲撃者らが無差別に乱射し、その後自爆した恐ろしい光景を語っている。
3月には、ベルギー・ブリュッセル(Brussels)の国際空港と地下鉄駅でISによる連続自爆事件が起き、32人が犠牲になった。
ブレナン長官によると、ISは、トルコでの戦闘員募集の可能性を失くさずにトルコ政府に対してメッセージを発するために、トルコでの攻撃では犯行声明を出さないのが通常だ。
ワシントン(Washington)の米シンクタンク「外交問題評議会(Council on Foreign Relations)」で、同長官は、ISは同様の攻撃を米国で計画している可能性があると語った。(c)AFP