辞退相次ぐ五輪ゴルフ、デイとローリーも不参加表明
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【6月29日 AFP】出場辞退が相次いでいるリオデジャネイロ五輪の男子ゴルフで、今度は世界ランキング1位のジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)、そして全米オープン選手権(2016 US Open Championship)準優勝のシェーン・ローリー(Shane Lowry、アイルランド)が不参加の意思を表明した。ともにジカ熱の不安を理由に挙げている。
声明の中でデイは、「非常に残念ではありますが、8月にリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で開催される2016年夏季五輪には参加しないことを表明します」とコメント。
「理由はジカ熱感染の可能性です。妻が妊娠したとき、将来家族に新しい一員が加わったときに危険が生じる恐れがあるため、今回の決断に至りました」
そしてデイの発表後、世界ランキング25位のローリーも不参加を表明。2016年に結婚したばかりの29歳のローリーは、五輪に参加すれば、子供をもうけたいという2人の願いが脅かされるとの懸念を示し、「医療関係者からのたしかな助言」に基づいて決断したという。
デイはツアー通算10勝を挙げている世界ランキング1位の選手で、2015年には全米プロゴルフ選手権(2015 PGA Championship)で自身初となるメジャーのタイトルを獲得。今シーズンもすでに3勝を挙げている。ローリーも全米オープン制覇こそ逃したものの、3日目には首位に立った。
男子ゴルフ界では、すでに北アイルランドのロリー・マキロイ(Rory McIlroy)とグレーム・マクダウエル(Graeme McDowell)、さらにビジェイ・シン(Vijay Singh、フィジー)、マーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)、ブランデン・グレース(Branden Grace、南アフリカ)らが不参加を表明している。