シャラポワ、出場停止期間を有効活用して名門ハーバードへ
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【6月28日 AFP】女子テニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、禁止薬物が検出されたため資格停止処分を言い渡されているが、出場停止となった2年間を有効に活用するようだ。――自身のスイーツブランドを含め、ビジネス界でも才能を発揮しているシャラポワは、名門ハーバード・ビジネススクール(Harvard Business School)のプログラムを受講することになったとソーシャルメディアで報告した。
シャラポワは自身のフェイスブック(Facebook)に大学の看板前で撮影した写真を掲載。さらには卒業キャップの絵文字入りで、「どうしてこうなったのか分からないけれど、どうも、ハーバード!プログラムが始まるのが待ちきれないわ」とメッセージを投稿した。
今年から世界反ドーピング機関(WADA)の禁止リストに入った「メルドニウム(Meldonium)」に陽性反応を示し、2年間の出場停止を言い渡されているシャラポワは、処分を不服として異議を申し立てている。
元世界ランク1位で四大大会(グランドスラム)通算5勝を誇るシャラポワは、10年前から処方を受けていたメルドニウムが禁止薬物に指定されていたことを知らなかったと説明しているが、このスキャンダルにより、米スポーツ用品大手のナイキ(Nike)をはじめ、多くのスポンサーが混乱する事態に見舞われた。
スポーツ界で最も稼いでいる女子選手の一人であるシャラポワは、米経済誌フォーブス(Forbes)が発表するスポーツ長者番付の女子部門で11年間トップに君臨していた。しかし、先日発表された最近1年間の年収ランキングでは、宿敵セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が計2890万ドル(約31億円)でトップとなり、計2190万ドル(約23億円)のシャラポワを上回った。(c)AFP