【6月25日 AFP】南米初開催となるリオデジャネイロ五輪の開幕に先立ち、各国代表が滞在する選手村が報道陣に公開された。そこには、ジャンボジェット機も収納できる広さを誇る24時間営業のレストランや、45万枚のコンドーム、各宗教に対応した礼拝施設、そして長身のバスケットボール選手も足を伸ばせるベッドが完備されるなど、たくさんの趣向が凝らされている。

 8月5日から21日まで開催されるリオ五輪の選手村には、選手やコーチングスタッフら最大1万8000人が宿泊できる計31棟のマンションが連立している。

 29億レアル(約880億円)の建設プロジェクトとなった選手村の外には、ファベーラ(Favela)と呼ばれる貧民街が点在するものの、各建物を結ぶ通路は緑や水にあふれた景観が広がっている。

 今週海外メディアに公開された選手村の責任者は、建物に隣接する道路を差しながら、「今は白く殺風景ですが、建物に沿って207の国や地域の旗が飾られる頃には、カラフルに彩られることでしょう」と説明した。

 エアバス(Airbus)のA380型機が余裕で5機も収納できる巨大スペースのレストランは、1日210トンもの食事が供給され、7000人が座れるという。