M・ジャクソンさんの「暗い実態」示す捜査報告書、芸能サイト暴露
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【6月22日 AFP】米芸能情報サイトが21日、2003年に行われた米歌手の故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの旧邸宅「ネバーランド(Neverland Ranch)」への家宅捜索に関する捜査当局の報告書を公表し、ジャクソンさんのポルノに対する嗜好(しこう)と子どもたちに対する関心が明らかになった。
ジャクソンさんは、子どもへの性的虐待の罪で起訴されたが、2005年に14週間におよぶ裁判の末、無罪判決を言い渡された。米芸能情報サイト「レーダー・オンライン(Radar Online)」が公表した報告書は、このときの裁判で提出された証拠の関連資料だ。
報告書には、2003年11月にカリフォルニア(California)州のジャクソンさんの邸宅「ネバーランド」で押収されたさまざまな書籍や雑誌、資料の詳細が含まれている。
さらにレーダー・オンラインは、押収物には、肉体的には成人で童顔の若者のヌードや、動物や子どもを虐待している画像も含まれていたとする担当捜査官の発言や、「サンタバーバラ(Santa Barbara)郡保安官事務所が押収した資料は、ジャクソン氏の暗くて恐ろしい実態を表している」というある捜査官のコメントも報じている。
捜査当局の報告書は、押収した資料には違法性はないとする一方で、「こうした素材は(子どもを性的虐待しようとする)人物が被害者の警戒心を解くプロセスで利用され、相手の心理的抵抗を和らげ、性的虐待を容易にすることがある」と述べている。
一方、ジャクソンさんの遺産管理財団は声明を発表し、レーダー・オンラインの記事は今月25日のジャクソンさんの没後7年を迎えるタイミングを狙ったものだとして、「クリックを誘うための低俗な記事で今なお、臆面もなくマイケルを食い物にしている人間たちは、マイケルが14件全ての罪で無罪判決を言い渡された事実を無視している」と激しく非難している。(c)AFP/Jocelyne ZABLIT