トランプ氏の殺害企てた男を逮捕、集会で警官から銃強奪試みる
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【6月21日 AFP】(更新)米大統領選で共和党の候補指名を確実にしたドナルド・トランプ(Donald Trump)氏がネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で開いた集会で、同氏を殺害するため警官から銃を奪い取ろうとしたとして、英国籍の19歳の男が逮捕されていたことが分かった。検察当局などが明らかにした。
ラスベガス検察当局の報道官によると、逮捕されたのはマイケル・サンフォード(Michael Sandford)容疑者。トレジャー・アイランド・カジノ(Treasure Island Casino)のミステール・シアター(Mystere Theatre)で開かれた18日の集会で警官から武器を奪おうとして取り押さえられて逮捕され、その後保釈なしの勾留を命じられた。
ネバダ州の連邦地方裁判所に提出された訴状によると、サンフォード容疑者はトランプ氏を殺害する意図をもってカリフォルニア(California)からラスベガスにやって来たと供述している。
供述によると容疑者は1年半ほど前から米国におり、カリフォルニアに行く前はニュージャージー(New Jersey)州ホーボーケン(Hoboken)で暮らしていた。
射撃の経験が全くなかった容疑者は犯行の前日に射撃場で銃の撃ち方を習ったという。また、犯行に及んでもおそらく1~2発しか撃つことができずに警察官に殺されると思っていたと話している。1年ほど前からトランプ氏殺害を計画し始め、18日になって「実行する自信」が出てきたため犯行に及んだという。
訴状によれば、サンフォード容疑者は英国の自動車免許証を所有していた。ラスベガスでの計画の失敗に備え、アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)の集会で改めてトランプ氏を殺害しようと同地行きのチケットを購入していたとも話しているという。
サンフォード容疑者は有罪になれば禁錮10年以上、罰金25万ドル(約2600万円)を言い渡される可能性がある。(c)AFP