【6月20日 AFP】ロシア北西部の湖でサマーキャンプに来ていた子どもたちが乗ったボートが嵐で転覆し、少なくとも14人が水死した。捜査当局が19日発表した。

 捜査委員会のウラジーミル・マルキン(Vladimir Markin)報道官によると、事故は18日から19日にかけての夜間にフィンランドとの国境に近いシャモゼロ(Syamozero)湖で起きた。

 14人の遺体を調べたところ、全員が2002~2004年生まれで成人は含まれていなかった。キャンプの運営スタッフ4人の身柄を拘束し、話を聞いている。

 ロシア通信(RIA)は子どもの人権を担当する露政府コミッショナー、パベル・アスタコフ(Pavel Astakhov)氏の話として、子どもたちは救命胴衣を着用していなかったようだと報じている。

 首都モスクワ(Moscow)のセルゲイ・ソビャニン(Sergei Sobyanin)市長はツイッター(Twitter)で、死亡者のうち10人がモスクワから訪れた子どもたちだったと明らかにした。

 捜査官らは、水上安全の規則に対する違反がなかったかどうかを調べるため、犯罪事件として捜査を開始した。(c)AFP