フェデラーが19歳ズベレフに敗れ準決勝敗退、ゲリー・ウェバーOP
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【6月19日 AFP】男子テニス、ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2016)は18日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-7、7-5、3-6でアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に敗れた。
19歳のズベレフが大会を8度制覇しているフェデラーを破り、大きな衝撃を残した。
得意なグラスコートで積み重ねたミスは、全仏オープンテニス(French Open 2016)欠場につながった背中のけがが原因かもしれないが、フェデラーがウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)の前哨戦で求めた結果は手に入れられなかった。
ズベレフは、ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に敗れた先月のニース・オープン(Nice Open 2016)に続き、ツアー2度目の決勝に駒を進めている。
この日行われたもう1試合の準決勝では、世界ランク192位のフロリアン・マイヤー(Florian Mayer、ドイツ)が6-3、6-4でティエムを破ったため、独勢同士の決勝戦が実現することになった。ズベレフがツアー初優勝を目指す中、通算6度目のツアー決勝に残ったマイヤーは、2011年9月以来約5年ぶりとなるツアー2勝目を目指すことになる。
17度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るフェデラーは大会3連覇を誇っているが、ズベレフの魂のこもったプレーに苦しんだ。
ウィンブルドン開幕を1週間後に控える中、フェデラーは前週のメルセデス・カップ(MercedesCup 2016)でティエムに敗れたのに続き、2週連続で準決勝敗退となった。
一方、身長198センチのズベレフは、自己最高の世界ランク30位以内に浮上することが確実となっている。(c)AFP