イチローが日米通算4257安打、ローズ氏を超える
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【6月16日 AFP】(更新)16MLBは15日、各地で行われ、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)のイチロー(Ichiro Suzuki)はサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)戦の9回に二塁打を放ち、日米通算4257本目となる安打を記録した。
イチローはこれで、1963年から83年までプレーしたピート・ローズ(Pete Rose)氏が持つ米大リーグ(MLB)最多安打記録4256本を更新したが、大リーグ側はイチローの日米通算安打数を公式記録として認めていない。
1番に入ったイチローは初回、パドレス先発のルイス・ペルドモ(Luis Perdomo)からこの日最初の安打を放ちローズ氏の最多安打記録に並ぶと、9回には抑えのフェルナンド・ロドニー(Fernando Rodney)から右翼線へ記録更新の一打を放った。記録が達成されると、敵地ながらイチローには大きな歓声が送られた。
イチローは、プロ野球のオリックス・ブルーウェーブ(Orix Blue Wave)で2001年までに1278本の安打を記録。その後、太平洋を渡り、大リーグで2979本の安打を積み重ねた。しかしながら、大リーグ機構はプロ野球での安打を公認していない。
イチローは大リーグ通算3000本安打にあと21本と迫っており、歴代の通算安打数30位につけるサム・ライス(Sam Rice)氏の記録にあと6本としている。
ローズ氏は今週、米メディアに対して自身の記録とイチローの日米通算記録は対等ではないコメントしていた。
そんな中イチローは、物議を醸すようなローズ氏のコメントを受け流した。
「ピート・ローズご本人も、それほど喜んでくれているというわけではないと聞いているので、それが大きかった。この事をゴールに設定したことはまったくなかったですし、すごく変な感じでしたね」
「3000(本安打)というのはわかりやすい目標ではあるので、もちろん大きな目標ではあります」
(c)AFP