【6月16日 AFP】エジプト当局は15日、先月に地中海(Mediterranean Sea)で墜落したエジプト航空(EgyptAir)機の機室の一部が見つかったと発表した。

 エジプトの調査委員会によると、捜索活動に参加していたフランス艦船が「数か所」で同機の胴体部分の破片を発見した。

 パリ(Paris)発カイロ(Cairo)行きのエアバスA320型機は5月19日、乗客乗員66人を乗せたまま消息を絶った。捜索活動では今月初め、同機のブラックボックスからの発信音が検知され、先週には海中ロボットによる捜索が始まっていた。

 現場の水深は3000メートルと推定される。ブラックボックスと呼ばれるフライトレコーダーとボイスレコーダーには4~5週間にわたり発信を続けるのに十分なバッテリー容量があるとされているが、調査当局は今月13日、発信音は今月末までに止まるだろうと警告していた。

 調査当局は、墜落原因の断定は時期尚早だとしているが、テロ攻撃の可能性も除外されていない。(c)AFP