ローズ氏がイチローの記録に異論、「高校の安打が交ざっている」
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■イチロー本人は記録に興味を示さず
現在42歳のイチローは、2001年にオリックス・ブルーウェーブ(Orix Blue Wave)からシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)へ加入すると、メジャーで2977本の安打を放ってきた。
しかしイチロー本人は、最多安打をめぐる母国の狂騒にはさほど関心がないらしく、USAトゥデイに次のように語っている。
「話を追ったり、記事を書いたりしてくれるのはうれしいですけど、正直に言って、僕自身は大きなことかどうか全然気にしていないんです。僕はグラウンドへ出て自分の仕事をするだけです」
「僕が気にするのは、一緒にお祝いしてくれるチームメートや近しい人間のことだけ。僕にとって一番大切なのはそこです」
マーリンズのドン・マッティングリー(Don Mattingly)監督は、日本のプロ野球がMLBに劣るというローズ氏の意見について、「比較は難しいが、どう切り取ろうと、ものすごい数なのは確かだ」と話している。
「今のメジャーには、大きな成功を収めている日本人選手が何人もいる。マイナーとメジャーほど違うというのは、あまりフェアでないように思う」
「彼は実際、こっちで3000本安打に到達しようとしている。そして日本でもヒットを量産してきた。それはつまり、彼がいかに特別かということを表している。向こうで打ったヒットも、質の高い投手から打ったものだ。おおむねメジャーで通用するレベルの選手たちからね。だから間違いなく正当な記録だよ」
イチローは14日のサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)戦に代打で登場したが、安打は生まれず、この日ローズ氏の記録に並ぶことはなかった。(c)AFP