新コーチ迎えたマレーとワウリンカ、芝の初戦は対照的
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【6月15日 AFP】男子テニス、エイゴン選手権(AEGON Championships 2016)は14日、シングルス1回戦が行われ、トップシードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、イワン・レンドル(Ivan Lendl)コーチとの再タッグ後、初勝利を収めた。一方で、こちらも新たにリカルト・クライチェク(Richard Krajicek)氏をコーチに迎えたスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が、芝シーズンの初戦で敗退した。
歴代最多5度目の大会制覇を目指すマレーは、英ロンドン(London)西部の湿ったコンディションをものともせず、2度のタイブレークをものにして、ストレートで2回戦に進出した。次戦では、同胞のアリャス・ベデネ(Aljaz Bedene)と対戦する。
世界ランク5位のワウリンカは、2度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るものの、芝ではタイトルを獲得したことがない。苦手のサーフェスを攻略するため、1996年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)覇者クライチェク氏を招へいしたワウリンカだが、サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏が観戦する中、2-6、6-7でフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)に敗れた。
ワウリンカは、「グラス(芝)は僕にとって難しいサーフェスだ。自分のベストを引き出すためには、多くの練習が必要。今日はできることをしたが、レベルアップにはもう少し時間がかかる」と話した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS