コパ早期敗退のブラジル、ドゥンガ監督の解任を発表
このニュースをシェア
【6月15日 AFP】ブラジルサッカー連盟(CBF)は14日、コパ・アメリカ・センテナリオ(Copa America Centenario USA 2016)で同国代表チームがグループリーグ敗退に終わったことを受け、ドゥンガ(Dunga)監督を解任した。
CBFは声明を発表し、ドゥンガ監督と会談を行い、「代表チームのコーチングスタッフの役職を解いた」ことを明らかにした。
2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝でドイツに1-7の大敗を喫したあと、チームの立て直しに取り組んでいたブラジルだったが、コパ・アメリカの100周年記念大会で早期敗退に終わり、不振が続くチームは新たな打撃を受けた。
ブラジルは大会初戦でエクアドルと0-0の引き分けに終わると、続く第2戦では大会最弱チームとみられているハイチに7-1で大勝し、ペルーとのグループリーグ最終戦を引き分け以上で終えれば準々決勝に進出できるはずだった。しかし、ペルーのラウル・ルイディアス(Raul Ruidiaz)による疑惑のゴールで0-1の敗戦を喫し、1987年大会以来となるグループリーグ敗退で大会から姿を消した。
CBFは現時点でドゥンガ監督の後任を発表していないが、ブラジルのメディアはカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部コリンチャンス(Corinthians)を率いるチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka Tite)氏が有力だとしている。
現在55歳のチッチ氏は、2012年にコリンチャンスをリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2012)とクラブW杯(2012 FIFA Club World Cup)の2冠に導き、翌年にはコパ・スダメリカーナ(2013 Copa Sudamericana)のタイトルを獲得している。(c)AFP