【6月14日 AFP】15-16NBAファイナル(7回戦制)は13日、カリフォルニア(California)州オークランド(Oakland)で第5戦が行われ、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)が112-97でゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)をねじ伏せ、リーグ制覇に望みをつないだ。

 キャバリアーズは、絶対に負けられない試合で、主力のレブロン・ジェームズ(LeBron James)とカイリー・アービング(Kyrie Irving)が、それぞれ41得点を挙げる活躍をみせた。ファイナルで、同一チームの2選手が、それぞれ40得点以上を記録するのは史上初めて。キャバリアーズは、1勝3敗からNBAファイナルを制する初のチームになる可能性がある。

 この試合で、NBAファイナル史上9人目の通算1000得点に到達したジェームズと、アービングは、共に第3クオーターだけで11得点を記録。アービングは、第4クオーターにも12得点を挙げた。

 一方、第4戦でジェームズの股間をはたくなど、プレーオフでの累積フレグラントファウルによりドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が欠場したウォリアーズは、第3クオーター序盤にも、センターのアンドリュー・ボーガット(Andrew Bogut)が左ひざを痛めてサイドラインに下がる不運に見舞われた。

 最大11点差をつけられたウォリアーズだが、残り6分39秒でステフェン・カリー(Stephen Curry)が得点し、一時は6点差まで迫った。しかし、アービングの7連続得点とジェームズのシュートで、キャバリアーズが112-96とリードを拡大すると、終盤に5分以上も無得点で停滞したウォリアーズの敗戦が決まってしまった。

 ウォリアーズでは、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)が37得点を稼ぎ、レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)のカリーが25得点を記録した。

 ウォリアーズが3勝2敗でリードする今シリーズは、16日にクリーブランド(Cleveland)で第6戦が行われ、決着がつかなかった場合、19日にオークランド(Oakland)で第7戦が行われる。(c)AFP/Jim SLATER