【6月14日 AFP】米ニューヨーク(New York)で13日、英レストラン業界誌「レストラン(Restaurant)」による今年の「世界のレストラン・ベスト50(World's 50 Best Restaurants)」が発表され、イタリアの「オステリア・フランチェスカーナ(Osteria Francescana)」が1位に輝いた。イタリアのレストランが優勝したのは、今回が初めて。

 昨年のトップ、スペインの「エル・セレール・デ・カン・ロカ(El Celler de Can Roca)」は今回、2位に後退した。3位は、米ニューヨーク(New York)の「イレブン・マディソン・パーク(Eleven Madison Park)」が選ばれた。

 フランチェスカーナは、イタリア・モデナ(Modena)にあるレストラン。シェフのマッシモ・ボットゥ−ラ(Massimo Bottura)氏は、伝統的な食材をアレンジして用いることで知られているが、今回、世界で最も有名なチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノを使った料理が高く評価された。

 その他の上位10位には、1位を4回獲得しているデンマークの「ノーマ(Noma)」のほか、フランス、スペイン、オーストリア、ペルーのレストランが選ばれた。東京のフレンチレストラン「Narisawa(ナリサワ)」は8位だった。

 2002年に始まった同賞では、フードライターやシェフ、レストランオーナーや食通など972人の「独立した専門家」が選考委員を務めている。(c)AFP