【6月14日 AFP】インド・パンジャブ(Punjab)州北部のジャランダール(Jalandhar)で12日、燃え盛る石炭の上をはだしで歩くヒンズー教の儀式に参加していた男性が誤って転倒し、抱いていた6歳の男の子を石炭の上に落とす出来事があった。大やけどを負った男の子は病院に搬送された。

 AFPの取材に答えた病院の医師の話によると、救急病棟に運ばれた男の子は手足と胴にやけどを負い、また父親も全身の15パーセント程度にやけどを負っているという。また親子の傷が治るのには少なくとも5日から7日程度かかるとの認識を示した。

 古くからのヒンズー教の習わしでは、燃える石炭の上を歩くこの儀式の前に信者は7日間絶食しなければならないという。3年前にもこの儀式に参加した母親が娘を抱いたまま石炭の上に転倒する事故が起きている。(c)AFP