【6月13日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は12日、グループCの試合が行われ、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)王者のドイツは、バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が出場からわずか3タッチ目でゴールを決めるなど、ウクライナに2-0で勝利した。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーする31歳のシュバインシュタイガーは、後半45分に途中出場を果たすと、メスト・エジル(Mesut Ozil)のアシストからゴールを決めた。

 膝のじん帯負傷から3か月ぶりに戦列復帰を果たし、ドイツ代表では5年ぶりのゴールを決めたシュバインシュタイガーは、「ゴールを決めて喜ぶときに全力で走ったからちょっと疲れたよ」とコメントした。

「得点は望んでいてもなかなかできることではない。だからそれができて良かった。だけど、最も重要なのはチームが勝つことだ」

 ドイツは前半にシュコドラン・ムスタフィ(Shkodran Mustafi)のゴールで先制すると、その後は守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)の好セーブや、ピンチの場面でジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)がゴールライン手前でボールをクリアするなど、ウクライナに得点を許さなかった。

 ドイツのヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、「守備陣にジェローム・ボアテングがいてくれて良かった。彼には危険察知能力が備わっている。だから素早く反応し、ボールがゴールラインを割る前にクリアしてくれた」と語った。(c)AFP