【6月11日 AFP】メキシコ中部プエブラ(Puebla)州で10日、武装集団が民家に押し入り、女児2人を含む一家11人が殺害される事件があった。地元当局が明らかにした。現在、捜査当局が動機を調べている。

 事件が起きたのは、オアハカ(Oaxaca)州との州境に近い山間の村エルミラドール(El Mirador)。同村を管轄するプエブラ州コスカトラン(Coxcatlan)の町長や州検察当局によると、殺害されたのは女性5人、男性4人、女児2人で、他に女児2人が負傷し病院に搬送された。

 武装集団は徒歩で村にやって来て複数回発砲し、再び徒歩で現場を去ったとみられている。

 当局の声明では一家が襲撃を受けた現場がどこだったのか特定されていないが、匿名で取材に応じた州当局者は、1軒の民家の内部だったと明かした。ただ、地元メディアは数件の民家で遺体が見つかったと報じている。

 検察によると、事件の目撃者が2人おり、いずれも警察が保護している。当局では、今回の事件が組織的な犯罪か、家庭内トラブルが原因かを調べているという。(c)AFP/German Campos