「ドーピング王」の異名を持つスポーツ医師を逮捕、コロンビア
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【6月10日 AFP】「ドーピングの王様」と呼ばれるスポーツドクターが、コロンビアで逮捕された。警察当局が9日、発表した。
スペイン当局の要請で逮捕されたのは、アルベルト・ベルトラン(Alberto Beltran)容疑者。同容疑者はスペインとコロンビアの国籍を保持しており、麻薬密売の罪でスペイン当局から指名手配されていた。
コロンビア国家警察によるとベルトラン容疑者は、特に自転車競技の選手など優れたアスリートにドーピング剤を供給する組織のトップに立つ人物だという。
フランス・パリ(Paris)市内の病院でスポーツ医学の専門医として働いていたベルトラン容疑者は、2001年にイタリアで、2012年にスペインでドーピング剤を所持していたとして逮捕されている。
現在コロンビア・ボゴタ(Bogota)の拘置所にいるベルトラン容疑者は、スペイン検察に引き渡される予定となっている。
ベルトラン容疑者はこれまでにいくつかのサイクリングチームに協力しており、旧リバティ・セグロス(Liberty Seguros)や旧シャコベオ・ガリシア(Xacobeo Galicia)の選手からは、陽性反応が出ている。(c)AFP