インド警察、臓器売買グループ「リーダー格」とドナーを逮捕
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【6日8日 AFP】インドの警察当局は8日、同国の先進医療を提供する病院で活動していた、違法な臓器売買グループのリーダー格とみられる容疑者を逮捕したと発表した。
警察当局は東部コルカタ(Kolkata)で7日夜、貧しい人々に腎臓を売るよう巧妙に誘い込んでいた犯罪組織のリーダー格とされるT・ラジクマル・ラオ(T Rajkumar Rao)容疑者を逮捕した。
インドでは臓器売買は違法だが、この臓器売買グループはアポロ病院(Apollo Hospital)で、腎臓の摘出手術をするために、臓器提供者(ドナー)が臓器移植相手の親族であるかのように書類を偽造していた。
コルカタの警察当局者によると、ラオ容疑者は南アジアの複数の国で同様の手口を行っていたとして手配されている。
また、警察当局は7日、息子の医療費の借金の返済のために、夫婦で腎臓を売り70万ルピー(約110万円)を得た2人を含む、ドナー3人を逮捕。アポロ病院の職員5人も逮捕された。(c)AFP