旧ソ連の戦車、操縦不能でダンスクラブに突っ込む ポーランド
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【6月7日 AFP】ポーランドで先週末、パーティー会場となっていたダンスクラブに戦車が突っ込む騒ぎがあった。クラブのオーナーが6日、明らかにした。
戦車は4日午後、北部シュビン(Szubin)にあるダンスクラブ「モノクラブ(Mono Club)」に突っ込んだ。客が到着し始める前だったため、けが人は出なかった。
戦車を所有するダンスクラブのオーナー、ラファル・パショネク(Rafal Pasionek)さんは、AFPの取材に「戦車を店の前で動かしていたらブレーキと操縦桿(かん)が利かなくなった」と当時の状況について説明した。
ダンスクラブの従業員が撮影した動画には、パショネクさんとその場にいた人々が大声で叫ぶ様子が捉えられている。
「入り口の両側に立つ柱のちょうど真ん中に戦車が突っ込んだのは不幸中の幸いだった。そうでなければ、より大きなダメージが生じただろう」と、パショネクさんは付け加えた。
この映像は、インターネットで一斉に広まった。6日には、ポーランド国内のテレビでも全国的に放送されている。
現場に駆けつけた消防隊が、キャタピラーと砲身を備えたこの旧ソ連製の大きな戦車を平台トラックに積み、撤去した。
消防隊の広報担当者は、AFPの取材に「このようなことは、この仕事をしていて初めてだ。ダンスクラブに突入した軍用車両など見たことがない」とコメントした。(c)AFP