シリア政府軍がアレッポ空爆、民間人16人死亡 監視団
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【6月6日 AFP】在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、シリア北部の都市アレッポ(Aleppo)で5日、シリア政府軍による数十回の空爆があり、少なくとも民間人16人が死亡した。反体制派が掌握する1地区は、たる爆弾の標的となり、大きな被害を受けたという。
無誘導の爆発装置、たる爆弾による攻撃が加えられたのは、カテージ(Qaterji)地区。 監視団によると、同地区で民間人9人が死亡したほか、マウサール(Mayssar)地区で子ども1人を含む2人が死亡。さらに、他の2地区と同市郊外で民間人5人が死亡した。
ロシアと米国が2月に合意した停戦は、アレッポ周辺ではほぼ継続して破られている。反体制派が掌握するアレッポ東部地域には約20万人が住んでおり、この地域から外に出る唯一のルートは、2日に始まった激しい戦闘以来、寸断されている。
アレッポでは4月以降、反体制派がロケット弾と砲撃で政権側の支配地区を攻撃、政権側は反体制派地域に空爆を加えるなか、300人以上の民間人が死亡している。(c)AFP