ファルージャ近郊で集団墓地発見 約400人の遺体、ISが「処刑」か
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【6月6日 AFP】イラク軍は5日、中部ファルージャ(Fallujah)近郊のイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪還した地域で、集団墓地を発見した。
集団墓地は、ファルージャの北西に位置するサクラウィヤ(Saqlawiya)で見つかった。約400人の遺体が埋められているとみられ、その大半はISが2014~15年に「処刑」した兵士だった。
警察当局によると、犠牲者の大半は頭部を撃たれ死亡したとみられる。またファルージャのあるアンバル(Anbar)州の州議会議員によると、集団墓地にはスパイ行為や規律違反などを理由にISによって「処刑」された民間人も含まれている。
イラク軍は先月下旬から、首都バグダッド(Baghdad)の西50キロにあるファルージャをISから奪還する大規模な軍事作戦を展開している。市中心部には数万人の住民が足止めされているとみられ、多数がISにより「人間の盾」とされている。(c)AFP/Jean-Marc Mojon