ジョコビッチとマレーが全仏OP決勝進出、GS決勝で7度目の対戦へ
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【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2016)は3日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が勝ち上がり、四大大会(グランドスラム)決勝では通算7度目となる対戦を迎えることになった。
ジョコビッチは6-2、6-1、6-4で第13シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を破って全仏通算4度目の決勝に進出し、キャリアグランドスラム達成まであと1勝と迫った。
一方のマレーは6-4、6-2、4-6、6-2で前回大会覇者で第3シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を退けた。
5日の決勝ではタイトルだけではなく、さまざまな歴史も争われることになる。
グランドスラムで通算20回目の決勝に臨むジョコビッチは、自身初となる全仏制覇を遂げれば、史上8人目となるグランドスラム全大会制覇を達成する。また、グランドスラムで6大会連続の決勝に臨むジョコビッチは、優勝を果たせば通算11個目のメジャータイトルを手にすることになる。
一方のマレーが優勝となれば、1935年のフレッド・ペリー(Fred Perry)氏以来となる英国男子選手の全仏タイトル獲得となる。
ジョコビッチはこの日の試合後、「素晴らしい雰囲気だった。コート・スザンヌ・ランラン(Court Suzanne Lenglen)での準決勝は初めてだった。今大会ではこれまでで最高のプレーができた。ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏)の決勝という、毎シーズン夢見ている状況に身を置けている」とコメントした。
ジョコビッチとマレーは、これまでにグランドスラム決勝で6度相まみえている。ジョコビッチは全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)で4度勝利し、マレーはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)と全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)でライバルを上回った。(c)AFP