ロンドン金融街で国内「最古」の書字板発掘、借金のやりとりも
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【6月2日 AFP】英ロンドン(London)で、国内で見つかった手書きの文書としては最も古い日付が記載された書字板が発掘されたと考古学者らが1日、発表した。
この書字板はロンドンの金融街シティの地中深くから発掘された405枚の中の1枚。木製で西暦57年1月8日付の負債に関する通知だ。
他には支払いの要求や返済の督促、融資などに関するやりとりが記されているものや、アルファベットの練習に使われたと思われるものもあった。
発掘作業を指揮したロンドン考古学博物館(Museum of London Archaeology)の館長、ソフィー・ジャクソン(Sophie Jackson)氏はこのやりとりを「古代ローマ時代の電子メールのようなもの」と語った。
書字板はイングランド銀行(Bank of England)のそばにある、米通信大手社「ブルームバーグ(Bloomberg)」の新社屋建設予定地で行われた発掘調査で見つかった。(c)AFP