【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2016)は1日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会連覇を狙う31歳のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が、ここ31年で最年長のベスト4選手となった。

 全仏オープンでは、1985年に32歳だったジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏が準決勝に進出している。

 第3シードのワウリンカは、準決勝で第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と対戦することが決まった。マレーは、英国男子として1937年以来となる決勝進出の快挙を狙っている。

 四大大会(グランドスラム)で2度優勝している両選手だが、ワウリンカは、マレーの方が「先を行っていると思う」と話している。

「僕がグランドスラムで2度優勝したから、同じ成績の彼と比較されることもあるけど、キャリアを比べてみれば一目瞭然だ。タイトル数、決勝進出回数、世界ランク最高位、マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)での成績がね」

「だから僕は何度でも言う。彼は『ビッグ4』の一人だ。それには理由がある。他の3人(ノバク・ジョコビッチ〈Novak Djokovic、セルビア〉、ロジャー・フェデラー〈Roger Federer、スイス〉、ラファエル・ナダル〈Rafael Nadal、スペイン〉)よりタイトルの数は少ないかもしれないが、準決勝や決勝ではいつも彼らと対戦してきた。彼のキャリアは本当に素晴らしいよ」

 ワウリンカは、グランドスラム2勝やマスターズ1勝を含め、キャリア通算14タイトルを獲得している。

 一方のマレーは、2012年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2012)と、翌年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)を制しているほか、マスターズ12勝など、通算36タイトルを獲得している。(c)AFP