欧州王者スペインが韓国に6発大勝、ポーランドとベルギーはEUROへ不安残す
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【6月2日 AFP】サッカー国際親善試合が1日、各地で行われ、スペインはアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)とノリート(Manuel Agudo Duran "Nolito")が2得点ずつを挙げるなど6-1と韓国に大勝した。そのほかの試合では、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)に出場するポーランドとベルギーが勝利を逃した。
スペインは、PK戦にもつれ込む死闘となった欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)決勝を戦ったレアル・マドリード(Real Madrid)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)の4選手がまだチームに合流していない。
それでも欧州王者は、ベストメンバーとは若干異なる構成ながら韓国を圧倒。ダビド・シルバ(David Silva)の絶妙なFKで先制すると、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)、ノリートが加点し、前半だけで3点を挙げた。
後半に入っても、まずはモラタが得点を挙げ、続けてノリートが親善試合で2戦連続となる2ゴール目を記録。後半38分に朱世鐘(Se-Jong Ju、チュ・セジョン)に1点を返されたが、最後はモラタも2得点目を挙げ、本大会へ弾みのつく大勝を収めた。
ビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督は、ダビド・デ・ヘア(David de Gea)ではなくイケル・カシージャス(Iker Casillas)にゴールマウスを託し、右SBには負傷のダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)の代役としてメンバー入りしたエクトル・ベジェリン(Hector Bellerin)を起用した。
一方でジョルディ・アルバ(Jordi Alba)、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)、セルジオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)、アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)は先発に名を連ねたため、いつものFCバルセロナ(FC Barcelona)色の強さは健在だった。
そのほかの試合では、FIFAランキング2位のベルギーがホームのブリュッセル(Brussels)でフィンランドと対戦し、試合終了直前のゴールで追いついて1-1の引き分けに持ち込んだ。
空席の目立つスタジアムに、エデン・アザール(Eden Hazard)ら主力メンバーを送り出したベルギーだったが、攻撃陣が創造性を欠き、フィンランドの組織立った守備を崩すことができなかった。
すると後半8分、カスパー・ハマライネン(Kasper Hamalainen)のゴールでこのところ4連敗中だったフィンランドが先制。それでも終了間際の後半44分、ベルギーはロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)が同点ゴールを決めて屈辱的な敗戦を免れた。
まさかの予選敗退に終わったオランダは、アウェーのグダニスク(Gdansk)でポーランドと対戦し、2-1の勝利を収めた。
前半33分にフィンセント・ヤンセン(Vincent Janssen)のゴールで先制したオランダは、後半15分にアルトゥル・イェンジェイチェク(Artur Jedrzejczyk)に同点弾を許したものの、同31分にニューカッスル(Newcastle United)のジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)が決勝点を挙げた。
オランダは27日のアイルランド戦も1-1で引き分けており、これで欧州選手権本大会に出場するチームを相手に2試合連続で負けがない。(c)AFP