メキシコでサッカー代表選手拉致 オリンピアコスのプリド選手
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【5月30日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でメキシコ代表メンバーに選ばれ、現在ギリシャのオリンピアコス(Olympiacos)でストライカーとしてプレーするアラン・プリド(Alan Pulido)選手(25)が29日、母国メキシコ北東部タマウリパス(Tamaulipas)州で武装集団に拉致された。警察当局が明らかにした。
家族が当局に語ったところによると、プリド選手は夜明け頃、地元である同州の州都シウダビクトリア(Ciudad Victoria)で6人の武装した男らによって連れ去られた。
米国と国境を接するタマウリパス州は、メキシコで最も危険な州の一つで、麻薬取引や誘拐・拉致事件が頻発している。
地元メディアによると、プリド選手はシウダビクトリアで開かれたパーティーにガールフレンドを伴って出席した後、2人で車に乗って帰路についたところ、複数のバンに乗った武装集団に行く手をふさがれた。
武装集団は、プリド選手に外に出るよう強要。ガールフレンドはすぐに解放されたが、プリド選手がどこに連れていかれたのかは分からないと話している。当局によると、軍や警察がプリド選手の行方を捜索している。武装集団からの連絡は今のところないという。(c)AFP