仏ピレネー山脈のクレバスに男性転落、5日後にほぼ無傷で救助
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【5月26日 AFP】仏南西部ピレネー山脈(Pyrenees)でクレバスに転落し、5夜にわたって動きが取れずにいたフランス人ハイカーが25日、救助された。軽傷という。警察当局者が明らかにした。
仏南西部オロロンサントマリー(Oloron-Sainte-Marie)地区の山岳警察の責任者は「男性は意識があり会話もしている。少し負傷しているが、本当に奇跡だ」と語った。
救助された男性は40代で、20日夜に深さ10~15メートルの穴に転落したとみられる。男性は、脚に負った傷と低体温症の治療のため、付近の病院に搬送された。
男性が警察当局に語ったところによると、男性は雪が積もった穴の底で5夜過ごしたとみられる。山岳警察責任者は「ほぼ無傷の状態で(穴から)出てきた」と述べた。
男性は20日夜、一人でラピエール・サンマルタン(La Pierre Saint-Martin)を出発していた。翌日には、警察や救助隊、ヘリコプターなどを含むフランスとスペインの合同捜索隊が男性の捜索を開始した。
男性が発見されたのは25日朝で、男性が通ったと思われるルートをたどっていた捜索隊の呼び掛けに応じる「うめき声」が聞こえたのがきっかけとなった。(c)AFP