最も「寝心地の悪いベッド」展示、ホームレスの現状訴え
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【5月26日 AFPBB News】ひび割れたアスファルトの道路に、雑草が生い茂る地面――。ホームレスの人々が寝泊まりする環境を再現したベッドが、千葉県印西市の大型家具店メガマックス(MEGAMAX)に展示され、家具を見に訪れる来店客の注目を集めている。
「ホームレスベッド・コレクション2016(Homeless Bed Collection)」と名付けられたこのベッドは、ホームレス問題への関心を高めようと、貧困問題などに取り組むNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」が、同店の協力を得て制作したもの。ヘッドボード部分の植え込みにたばこの吸い殻を置くなど、細部まで凝っている。ベッドを求めに来店した男性も、「よくできている」と驚きを隠さない。
制作された3台のうち1台は現在、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が開催される三重県志摩市で、報道関係者に公開されている。同店での展示は29日まで。(c)AFPBB News