【5月25日 AFP】米サウスカロライナ(South Carolina)州チャールストン(Charleston)の黒人教会で昨年、銃を乱射して9人を殺害した白人のディラン・ルーフ(Dylann Roof)被告(22)に死刑判決が下される可能性が出てきた。連邦検察が24日、死刑を求刑する方針を明らかにした。

 ルーフ被告は、チャールストンのエマニュエル・アフリカン・メソジスト監督教会(Emanuel African Methodist Episcopal Church)で夕方行われていた聖書の勉強会に参加し、45口径の拳銃で参加者を撃ったとされる。3人は難を逃れた。

 ルーフ被告は州の裁判所と連邦裁の両公判で殺人罪に問われている。連邦裁の公判開始時期はまだ明らかになっていない。

 ロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)米司法長官は声明で「犯罪の性質と被害状況を踏まえると(死刑求刑という)決定を下さざるを得なかった」と説明した。(c)AFP