【5月19日 AFP】(更新)フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領は19日、地中海(Mediterranean)上空で消息を絶ったエジプト航空(EgyptAir)機が「墜落した」と断定した。

 オランド大統領はテレビ演説で「今回の件の原因についてすべてのことを知る必要がある。あらゆる仮説を排除せず、特別扱いもしない」と語った。

 また、「事故だったにせよ、誰もが思い描いている別の仮説──テロという仮説──だったにせよ…現段階では、家族たちとの連帯と、今回の大惨事の原因究明に集中しなければならない」とオランド大統領は付け加えた。

 一方、パリ(Paris)の検察当局は、事故を担当する部署が墜落の調査を開始したと発表した。

 パリからエジプト・カイロ(Cairo)へ向かっていたエジプト航空機は19日未明、乗客乗員66人を乗せたまま、ギリシャの島々とエジプト沿岸に挟まれた海域で墜落した。

 オランド大統領は「われわれは連帯と同情の意を表する。こうした大惨事は初めてではないから、われわれは家族や愛する人たちにとってそれが何を意味するか分かっている」と述べた。(c)AFP