ボコ・ハラムが拉致の女子生徒、初めて救出 事件から2年余り
このニュースをシェア
【5月18日 AFP】(更新、写真追加)ナイジェリア北東部チボク(Chibok)地区の学校で2014年4月、イスラム過激派組織ボコ・ハラム(Boko Haram)によって拉致された女子生徒219人のうちの一人が、2年以上ぶりに保護された。同国軍と地元指導者などが18日、明らかにした。同事件で被害生徒が救出されたのは初めて。
保護されたのは、アミナ・アリ(Amina Ali)さん。同国北東部ボルノ(Borno)州のサンビサ森林地帯(Sambisa Forest)で17日、パトロール中だった自警団や兵士らによって保護され、チボク近郊の町ムバララ(Mbalala)にある自宅へ帰ったという。
拉致被害少女らの保護者が組織した団体の代表によると、アリさんは拉致された当時17歳だった。チボク地区の指導者アユバ・アラムソン・チボク(Ayuba Alamson Chibok)氏はAFPに対し、アリさんの両親が保護された女性と面会し、自分の娘であることを確認したと説明。アリさんはその後、ダンボア(Damboa)にある軍事基地に連れて行かれたという。
ナイジェリア軍によると、アリさんは保護された際、ボコ・ハラムのメンバーとみられる男と、生後4か月の娘と一緒だった。男は、アリさんの夫だと主張しているという。(c)AFP