KGBのスパイも通った最高級レストラン、モスクワで再開
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【5月22日 AFP】かつてソ連国家保安委員会(KGB)のスパイや宇宙飛行士たちが足しげく通ったレストラン「アラグビ(Aragvi)」がソビエト時代の姿そのままに復元され、ロシアの首都モスクワ(Moscow)で営業を再開した。
モスクワのメインストリートであるトベルスカヤ(Tverskaya)通りにあるこの最高級レストランは、ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)による大粛清の風が吹き荒れた1938年、悪名高いラブレンチー・ベリヤ(Lavrenty Beria)秘密警察長官の主導の下、KGBの前身である内務人民委員部(NKVD)の職員用に開店した。
約2000万ドル(約22億円)以上をかけてレストランを復元した、新オーナーのタシールグループ(Tashir Group)とゴール・ナハピチャン(Gor Nakhapetyan)氏は「ソビエト時代の栄光を取り戻したい」と語った。(c)AFP