【5月16日 AFP】イラクの首都バグダッド(Baghdad)北郊にあるガス工場を15日、武装集団が襲撃し、当局によると少なくとも7人が死亡、22人が負傷した他、ガス貯蔵タンクが炎上した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 イラク内務省のサード・マーン(Saad Maan)報道官によると、襲撃犯8人が工場に突入し、工場入り口の一つで自動車爆弾を爆発させた。うち数人が爆発物を装着したベルトで自爆。他の数人は射殺された。また、ガス貯蔵タンク3基が炎上したという。

 ISは最近、バグダッド市内や近郊で自爆攻撃を繰り返している。こうした状況を受け、対IS有志国連合の調整役を担うブレット・マクガーク(Brett McGurk)米大統領特使はヨルダンで記者会見し、ISが「自爆攻撃に回帰」し始めたのは、支配地域の縮小で守勢に立たされているからだとの認識を示した。(c)AFP