【5月15日 AFP】16F1第5戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2016)は14日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が3戦ぶりにチームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)からポールポジションを奪い返した。

 今季は総合争いでロズベルグに43ポイント差をつけられている昨季王者のハミルトンは、これまでの速さを取り戻し、Q2とQ3で圧倒的なパフォーマンスを見せた。ハミルトンはベストラップ1分22秒000を記録して、ロズベルグに0秒280差をつけている。

 一方で、18歳のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)はトロ・ロッソ(Toro Rosso)からレッドブル(Red Bull)に昇格できた理由を自ら証明した。

 フェルスタッペンは一時は2番手のタイムを記録するなど、チームメートのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)を鼓舞。リカルドが3番手に入ると、フェルスタッペンが4番手タイムを記録している。

 これにより、メルセデス勢とフェラーリ(Ferrari)勢の間にレッドブルが入り込む形となった。フェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)は終盤にチームメートのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)の記録を追い抜き、5番手に浮上、ベッテルが6番手につけた。

 7番手にはウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)、8番手にはトロ・ロッソのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)、9番手にはフォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)、そして10番手には地元スペイン出身、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が続いている。(c)AFP