【5月14日 AFP】城をいくつか所有し、銀行に巨額の資産を預けていても、スーパーの商品券50ポンド(約7800円)分をもらうのはうれしい!?──大喜びしたのは英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)だ。

 12日、ウィンザー城(Windsor Castle)の近くで行われた馬術イベント、ロイヤル・ウィンザー・ホースショー(Royal Windsor Horse Show)のプログラムの一つ、サラブレッド騎乗大会予選で、女王が所有する牡馬のバーバーズショップ(Barber's Shop)が1位になった。

 英紙サンデータイムズ(Sunday Times)が発表した英長者番付(Rich List)によると3億4000万ポンド(約530億円)の個人資産を所有している女王にとってスーパーの商品券は大した価値はないように思えるが、英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)によれば、賞品の封筒を開けて英小売り最大手テスコ(Tesco)の商品券と別の小売店の上着の引換券を目にした女王は大笑いしたという。

 ロイヤル・ウィンザー・ホースショーが13日に発表した写真には、馬好きで知られる女王が商品券を握ってほほえんでいる姿が写っている。

 テスコは女王への祝意を表し、デーリー・テレグラフによれば、広報関係者は「今回の賞品が少しでも王室の毎週のお買い物の足しになることを願っています」とコメントしたという。

 王室に関する最新の会計報告によると、2015年の女王一家の食費は130万ポンド(約2億円)で、1週間当たりにすると2万5000ポンド(約390万円)になる。(c)AFP