【5月14日 AFP】シンガポール保健省は13日、ジカ熱感染の「震源地」ブラジルに渡航していた外国人男性(48)のジカウイルス感染を確認したと発表した。シンガポールでの感染確認は今回が初。

 保健省によれば、シンガポールの永住資格を取得しているこの男性は、今年3月27日から5月7日までブラジル・サンパウロ(Sao Paolo)に滞在していた。

 保健省と国家環境庁(NEA)が発表した共同声明によれば、男性は今月10日に発熱や発疹がみられ、2日後に入院、隔離され、13日にジカウイルスの陽性反応が出たという。

 男性患者はこれから国立病院に移され、感染拡大の可能性を最小限にとどめるために治療中は隔離される。現在は回復中で、ウイルス反応が陰性になれば退院となる。

 男性患者の家族も検査を受けており、具合が悪くなれば医療機関を受診するよう指示されているという。(c)AFP