胡錦濤前主席の側近を起訴、収賄罪などで 中国
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【5月13日 AFP】中国の検察当局は13日、胡錦濤(Hu Jintao)前国家主席の側近だった令計画(Ling Jihua)氏を収賄罪と国家機密違法取得の罪で起訴したと発表した。裁判では懲役刑が言い渡されるとみられる。
中国共産党は2年前に令被告の党籍をはく奪し、昨年には令被告が賄賂を受け取り「権力で性を買った」と告発していた。
検察当局はウェブサイト上で、令被告に対する起訴内容は「極めて重大」であると述べ、長期の服役になることを示唆した。
また、中国北部の港湾都市・天津(Tianjin)の検察官の発言を引用し、令被告が胡錦濤氏の側近だったころに中央弁公庁主任として「権力を乱用した」と述べた。さらに、令被告が党幹部の複数のポストを務める中で「多くの財産を不法に受け取り、国家機密を不法に取得した」と付け加えた。
令被告が有罪判決と懲役刑を言い渡されるのは、ほぼ確実とみられている。
令被告の息子は2012年に北京(Beijing)で、高級車のフェラーリ(Ferrari)に乗って交通事故を引き起こし、死亡している。(c)AFP